人参の栄養と健康効果

人参の種類

 

人参は結構いろいろな種類があります。基本的には長さで品種名を表わすことが多いようです。ちなみに西洋系人参の色はβ-カロチンによるもので、長さが15センチ前後と平均よりやや小さくなっています。

 

人参の種類

日本で分化した品種としては、根の長さをもとに尺貫法で表現し、三寸にんじん、四寸にんじん、五寸にんじんというように区別されています。

  1. 五寸にんじん」は根の長さが15~20センチで、根の先は丸くつまった感じになっているものが多く、現在の品種はこの五寸型が主流となっています。
  2. 金時にんじん」は唯一残っている東洋系の品種で紅色が特徴です。肉質は柔らかく、甘みも強く、にんじん臭さが少ないので人気があります。大きさは中長型で長さ30センチ前後あります。
  3. 大長にんじん」はその名の通りに長さが60~70センチもあります。西洋系で柔らかく甘みも強いのですが、栽培に手間がかかるという難点があり、現在では正月料理用などに少量つくられています。
  4. 三寸にんじん」は長さ10センチほどの円すい形の早生品種です。生育自体は早いのですが収量が少ないのが難点で、昭和30年代中ころから減少して、現在では希少品種になってしまっています。
  5. 島にんじん」は沖縄だけで栽培されている人参です。それだけに耐暑性が強いのが特徴で、30~40センチと細長くて色は黄色です。甘みがあるので、煮ものや炒めものに利用されます。
  6. ミニキャロット」は長さ10センチ程度の細長い人参です。ベビーキャロットとも呼ばれ、特有のにおい特に少なくて、甘みがあるので生食用として人気を得ています。

 


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